東芝社長:信頼回復は「まだ2合目」、年度内に市場復帰を目指す

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経営再建中の東芝の綱川智社長は、「信頼回復は山に例えるとまだ2合目だ」とし、財務基盤を強化して今年度中に資本市場への本格復帰を目指す方針を明らかにした。ブルームバーグなどの取材に述べた。

  昨年発覚した不正会計問題の影響で、財務状況は急速に悪化。財務改善のため家電や医療機器子会社を売却したが、3月末の同社の株主資本比率は5.8%(前年同月末は17.1%)まで低下しており、綱川社長は同比率を「2018年度までに2桁に自助努力で持っていきたい」と述べた。

  不正会計問題を受けて東京証券取引所は昨年9月、東芝株を通常の取引銘柄と区別した特設注意市場銘柄に指定。同社は再発防止策を整えた上で、内部管理体制確認書を提出する必要がある。改善がなされないと判断されると、上場が廃止される。

  綱川氏は東大教養学部卒。ヘルスケア事業の担当期間が長く、キヤノンに売却した東芝メディカルシステムズの社長を務めた経験もある。不正会計発覚後の昨年9月に取締役と副社長に就任した。

  今期(2017年3月期)の連結純利益見通しは1000億円(前年同期は4832億円の赤字)。営業利益見通しは1200億円(同7191億円の赤字)、売上高は同9%減の5兆1000億円。

(第3段落を追加しました.)
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