NY外為:ドル下落、英のEU離脱懸念後退で焦点は再び米政策に

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22日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが下落。7週ぶり安値を付けた。英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱が支持される可能性が低下したとの見方から、市場の注目は米経済の向かい風に対する金融当局の懸念や緩やかなペースでの利上げに戻った。

  ドルは主要通貨全てに対して値下がり。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は議会証言で、経済に対する慎重な見方と不透明感をあらためて示した。英国のEU残留・離脱を問う国民投票をめぐっては、トレーダーらはブックメーカーのオッズが示唆するEU残留の確率を手掛かりとしており、そうした中でドルはユーロとポンドに対して値下がりした。

  チャプデレーンの為替責任者、ダグラス・ボースウィック氏(ニューヨーク在勤)は「ユーロとポンドには大量の売りが浴びせられていたが、現在は買い戻しの動きが見られる」とし、「残留」派の勝利となれば、ポンドとユーロはドルに対して上げを拡大するだろうと指摘した。

  欧州と日本の中央銀行が金融緩和を拡大していく一方で、米金融当局の追加利上げは難しいとの見方から、ドルは今月に入り2.6%下落している。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%低下し、5月4日以来の低水準となった。ドルは対ユーロでは0.5%安の1ユーロ=1.1296ドル。対円では0.3%下げて1ドル=104円41銭。

原題:Dollar Falls as Reduced Brexit Concern Renews Focus on Fed Plans(抜粋)

(リードに加筆、チャートを加えて更新します.)
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