欧州債:ドイツ債下落、イタリア債とのスプレッド縮小-英残留観測で

22日の欧州債市場ではドイツ国債が下落。欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国の国民投票を翌日に控え、ブックメーカーのオッズは英国が残留する公算が大きいことを示している。

  ドイツ10年債利回りは2週間ぶり高水準に接近し、イタリア国債との利回り格差(スプレッド)は1週間余りで最小となった。オッズチェッカーが各社の賭け率から算出した指数によれば、離脱の確率は約25%。ただ、世論調査の結果は依然、残留派との拮抗(きっこう)を示唆している。投票結果が市場の波乱を招き物価安定が脅かされる事態に備え、欧州中央銀行(ECB)には行動する用意があると、ドラギ総裁は表明している。

  ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、アラン・フォンメーレン氏は「英国のEU離脱懸念で相場は過去数週間にやや大きく揺れ動いた。現時点では残留するとの見方が再び大半を占めている」とし、「23日の国民投票が注目されているため、市場には現在大きな動きはなく、本日と明日の流動性はかなり薄い公算が大きい」と語った。

  ロンドン時間午後4時16分現在、欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.06%。21日には0.075%まで上げ、7日以来の高水準を付けた。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格はこの日、0.14下げ104.19。

  イタリア10年債利回りは1bp低下の1.44%。ドイツ国債に対するスプレッドは136bpに縮小し、10日以来の小ささとなった。スペイン10年債利回りはほぼ変わらずの1.50%。

原題:German Bonds Fall as Trading Signals U.K. Will Remain in EU(抜粋)

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