ソフトバンク孫社長、禅譲の心構えできず-アローラ氏インタビュー

  • 22日開催の株主総会の準備で、社長職の移譲めぐり議論
  • 失望したが、孫氏との親しい関係は今後も続くだろうとアローラ氏

ソフトバンクグループのニケシュ・アローラ副社長が退任を決断したきっかけは、創業者の孫正義社長と行った先月の会談だった。当時、両氏はカリフォルニア州に滞在し、6月22日開催の年次株主総会の準備を進めていた。プレゼンテーションのスライドの一つには、後継者への社長職の移譲に向けた孫社長の長期計画が示されていた。

  このスライドは株主や従業員に明らかにされることはなかったが、アローラ、孫両氏は来年8月に60歳を迎える孫氏が社長職を譲ることに関して意見を交わしていた。孫氏の60回目の誕生日まで1年3カ月に迫る中、アローラ氏(48)はそのスライドを目にし、今後に関して明確化を求めた。

  アローラ氏はインタビューに応じ、「孫氏は60歳になったら禅譲することを私に示唆してきた。このため私は孫氏に『準備はできているのですか』と尋ねた」ことを明らかにした。孫氏はできていなかったという。

ニケシュ・アローラ氏

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  アローラ氏は「孫氏は1日18時間働き、元気そのものだ。同氏は続けたいと言った」と説明。失望したものの、孫氏との親しい関係は今後も続くだろうと付け加えた。

  アローラ氏はツイッターに「今後はノープランだ」と記した。

原題:Unwilling to Wait for CEO Job, Arora Quits SoftBank With No Plan(抜粋)

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