ブラジル金融業界に衝撃、携帯電話4位オイが会社更生手続き申請

  • 負債額は約1兆9900億円-債権者のブラジル銀行やイタウの株価下落
  • 140億ドルのデリバティブ契約で支払い義務発生する可能性も

ブラジルの携帯電話サービス4位のオイが20日、同国史上最大規模となる会社更生手続きの適用を申請した。投資家は債権者への打撃の大きさを探ろうとしており、国内金融業界に衝撃が広がっている。

  エジプトの資産家ナギブ・サウィリス氏はオイに出資する用意があると表明したが、ブラジル銀行やイタウ・ウニバンコ・ホールディングなどオイの債権者は今回の申請で多額の損失計上を迫られる公算が大きく、140億ドル(約1兆4700億円)相当のデリバティブ(金融派生商品)契約でデフォルト(債務不履行)に伴う支払い義務が発生する可能性もある。ブラジル銀行の株価は21日、4.5%安となった。

  650億レアル(約1兆9900億円)の債務を抱えるオイは債務再編で合意できなかった。同社は当局に20日提出した資料で、顧客へのサービス提供継続を目指していると説明した。21日には米国で連邦破産法15条の適用を申請している。

  ブラジル電気通信庁(ANATEL)は電子メールで配布した資料で、オイが資産を売却あるいは担保として利用するには当局の承認が必要になると説明。「利用者を保護する」ため同社の業務を監視するとコメントした。

原題:Oi Bankruptcy Causes Shockwaves in Brazil’s Financial System (1)(抜粋)

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