英首相が必死に訴え、次世代のため残留に投票を-最新世論調査は拮抗

  • 存命の歴代首相は全員が残留を支持-キャメロン首相が国民向け演説
  • 子や孫は国民投票の結果を覆すことができないと警告

欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票まで2日を切った英国で、キャメロン首相は国民向けに演説を行い、子供たちの未来を考えて残留に投票するよう有権者に熱く訴えた。

  キャメロン首相は21日、ロンドン・ダウニング街の首相官邸前で演説し、自身への個人的感情は抜きにして、英国がEU加盟によって一段と強く安全で豊かな国になったとの声に耳を傾けてほしいと国民に呼び掛けた。またEU加盟がもたらしたこうしたプラス効果について、「労働党、保守党にかかわらず、存命する歴代首相全員が確信している」と述べた。

  その上で同首相は、「私と同世代以上の方々に直に呼び掛けたいと思う。あなた方の子供や孫の希望や夢を考えていただきたい。子や孫はわれわれが下した決定を覆せない。EU離脱を選べば、それっきりだ。もう取り返しがつかず、永久に欧州を離れることになる。そして次世代の人々はこの結果を受け入れて生きていかざるを得ない」と語った。

  事前通知なく行われた今回の演説は、残留派に形勢が確実に傾いたとの確信がキャメロン首相は市場ほど強く持てていないことを示唆する。サーべーションによる最新の英世論調査は残留支持が45%、離脱が44%と、誤差の範囲内の1ポイントの差という結果となり、首相演説前にポンドは上げ幅を縮小していた。

原題:Cameron Says ‘Brits Don’t Quit’ in Plea to Stave Off Brexit (2)(抜粋)

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