イエレン議長:英国がEU離脱の場合の世界への影響、誇張にくぎ刺す

  • 英国がEU離脱の場合に米経済がリセッション入りするとは思わず
  • 23日の国民投票は類を見ないユニークなイベント、注意深くモニター

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は、英国の欧州連合(EU)離脱が「重大な経済的影響」を招きかねないとの認識をあらためて示したものの、その場合に見込まれる世界への影響を過剰に警告したり、どちらか一方を支持したりすることは避ける姿勢をとった。

  イエレン議長は21日に上院銀行委員会で、「見込まれる影響を誇張したくはない」と述べ、英国のEU離脱の場合に米経済がリセッション(景気後退)に陥るとは思わないと付け加えた。

イエレン議長

Photographer: Pete Marovich/Bloomberg

  英国は23日の国民投票でEU残留か離脱かを決めるが、世論調査によると投票の行方は予断を許さない情勢だ。資産家のジョージ・ソロス氏は、英国のEU離脱支持者が優勢となれば英ポンドは対ドルで20%余り急落する恐れがあると警告している。

  イエレン議長は「私は立場を公言しようとしているのではない。投票に行くのは彼らだ」と述べ、「私が言っているのは、彼らの判断が経済的影響をもたらし得るということで、それはわれわれが慎重にモニターする必要がある米経済見通しに関係してくる」と説明した。

  同議長は英国民投票をめぐる不確実性を強調し、連邦準備制度は必要に応じて行動する用意があると言明。「これは類を見ないユニークなイベントだ。どんな経済的影響があるかをわれわれは注意深くモニターし、その評価を踏まえて行動する用意がある」と語った。

原題:Yellen Cautions Against Exaggerating Global Impact From Brexit(抜粋)

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