米国債:4日続落、5年債入札で需要が2009年以来の低水準

更新日時

21日の米国債は4日続落。4月以来で最長の連続安となった。午後に入って行われた5年債入札(340億ドル)の需要は2009年以来で最も低かった。

  10年債利回りは上昇。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日の上院銀行委員会の公聴会で証言。金融政策当局は米経済が改善の明確な兆しをいつ見せるかではなく、見せるかどうかを注意して見守っていると述べた。

  クレディ・アグリコルのシニアトレーダー、ダン・マルホランド氏(ニューヨーク在勤)は「英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる懸念は若干、緩和された」と述べ、「入札後、相場はやや下げている。弱い入札だった」と続けた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによると、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して1.71 %。同年債(表面利率1.625%、2026年5月償還)の価格は99 1/4。

  ノバスコシア銀行の米国債トレーディング責任者、チャールズ・コミスキー氏は「低調な入札だった。まったく驚きはない」と話した。投資家は英国民投票を前に投資を控えている。

  イエレン議長は「国民投票で英国のEU離脱となれば、経済に極めて大きな影響が及ぶ恐れがある」と警告した。

  ユーガブと英紙タイムズが1652人を対象にまとめた世論調査によると、英国民投票でEU残留を支持するとの回答が42%、離脱が44%だった。またこれとは別にORBと英紙テレグラフの世論調査によると、残留支持が53%、離脱が46%だった。

  先物市場動向によると、米金融政策当局が年内に利上げする確率は49%織り込まれている。月初の時点では76%だった。

  米財務省は22日、7年債入札(280億ドル)を実施する。

原題:Treasuries Fluctuate as Yellen Says Fed on Watch for U.S. Growth(抜粋)

(全文を書き換えます.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE