欧州株:3日続伸、英国がEU残留との楽観で-ユーロ安も追い風

21日の欧州株式相場は上昇。指標のストックス欧州600指数は3日続伸し、この間の上昇率は約10カ月ぶりの大きさとなった。23日の国民投票で、英国が欧州連合(EU)残留を支持するとの楽観が高まったことが背景にある。ユーロ安も追い風となった。

  ストックス600指数は前日比0.7%高の340.04で終了。英国民投票の結果が波乱を招きユーロ圏の見通しを脅かすような事態に備え、欧州中央銀行(ECB)が計画を策定したとのドラギ総裁の発言を受け、ストックス600指数は上げ幅を拡大した。銀行株は3営業日としては約4年ぶりの上げ幅を記録した。

  ストックス600指数はこの3営業日で5.8%上昇。最新の調査は離脱派と残留派の支持率が拮抗(きっこう)しているが、オッズチェッカーのデータによれば、ブックメーカーによるEU残留確率は約80%に上る。

  バンクハウス・ランプ(デュッセルドルフ)のストラテジスト、ラルフ・ツィマーマン氏は「現時点でEU離脱の確率と株式相場の動向にはかなり強い相関性がある」とし、「17日に上昇した流れを引き継いで20日も大きく上げた。英国のEU離脱が関心の的で、これに関連する全ての情報が取引材料になっている」と語った。

  個別銘柄では、英ウィットブレッドが1.7%上昇。傘下のコスタ・コーヒーとプレミア・インの既存店売上高がアナリスト予想を上回った。一方、英エンジニア企業シニアは13%安と急落。フレクストロニクス部門の下半期売上高見通しを引き下げたことが嫌気された。

原題:European Stocks Climb With Banks for 3rd Day Before Brexit Vote(抜粋)

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