欧州債:ドイツ債利回り、2週ぶり高水準から低下-英国民投票にらむ

21日の欧州債市場ではドイツ10年債利回りが2週間ぶり高水準から低下した。23日の英国の欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票をめぐり、最新の世論調査が残留派と離脱派の支持率拮抗(きっこう)を示したためだ。

  ドイツ国債に対するイタリア10年債の利回り上乗せ幅(スプレッド)は1週間ぶりの小ささから拡大。残留支持派が再び優勢となった世論調査を好感し、20日の市場ではスプレッドが4カ月余りで最も大きく縮小した。

  英国のEU離脱がユーロ圏経済にも悪影響を及ぼすとの懸念が広がる中、過去1カ月の周辺国債のパフォーマンスはドイツ国債を下回る。国民投票後の26日にはスペイン総選挙を控えており、域内の国債はより大きなボラティリティに直面する可能性がある。

  みずほインターナショナルの金利戦略責任者、ピーター・チャトウェル氏(ロンドン在勤)は「スプレッド縮小の度合いから判断すると、市場の見方は残留に強く傾いているようだ」と発言。「顧客動向は新たなリスクを取るというよりも、ポジションの微調整により傾いている」と語った。

  ロンドン時間午後4時4分現在、ドイツ10年債利回りは前日比ほぼ変わらずの0.06%。一時は7日以来の高水準となる0.075%に達した。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格は104.27。

  イタリア10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.45%。ドイツ国債に対するスプレッドは139bp。一時は137bpと、今月13日以来の小ささまで縮小した。

  ブルームバーグ・世界債券指数によると、ドイツ国債の過去1カ月のリターンはプラス1.3%。これに対しイタリア国債は0.9%、スペインは0.8%。

原題:German Yields Fall From 2-Week High as Brexit Polls Are Divided(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE