英EU離脱ならフランと円とドル高-ポンド、ユーロと北欧通貨に打撃

英国の欧州連合(EU)残留・離脱が懸かる国民投票が23日に迫った。離脱なら市場にとって由々しきイベントとなることはほぼ確実だ。

  離脱ならポンドが最も打撃を受けることは自明だが、他の多くの通貨にも影響が出る。ユーロはその最たるものだ。英国が離脱を選んだ場合、貿易への悪影響に加え他の加盟国が対EU関係の再交渉に動く可能性も浮上する。

  流動性の高さと経常黒字のために資金の逃避先となりやすい円とスイス・フランは上昇する公算だが、ベストパフォーマーはドルかもしれない。米当局は日本、スイスの中央銀行ほどは自国通貨上昇を嫌がらないので介入リスクがないためだ。

  また、ノルウェー・クローネは先進国通貨の中で英離脱の影響を受けやすいとみられる。ノルウェーにとって英国は第2の貿易相手国であることに加え、産油国である同国はリスク回避による商品下落の影響を受ける。

  スウェーデン・クローナも脆弱(ぜいじゃく)だ。流動性が低いことに加え、スウェーデンも英国に続いてEUを離脱するのではないかとの観測が生じるだろうと、クレディ・アグリコルの法人・投資銀行部門(CIB)のG10通貨責任者、バレンティン・マリノフ氏が述べた。

原題:It’s Francs, Gold If U.K. Goes and Euros, Sterling If It Stays(抜粋)

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