欧州の混乱必至でもアジアへの影響は軽微か-英国がEU離脱なら

英国が23日の国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択すれば、欧州はほぼ確実に混乱に陥るだろうが、中国を含めたアジアへの影響はずっと小さそうだ。

  ロンドンのキャピタル・エコノミクスによれば、英国のEU離脱はアジア全体の域内総生産(GDP)をせいぜい0.2%押し下げる要因にしかならない見込み。同社は英国立経済社会研究所 (NIESR)が推計する最悪のシナリオを基に分析。NIESRは英国の輸入が世界全体で2年以内に25%落ち込むと予想している。

  キャピタル・エコノミクスのアジア担当シニアエコノミスト、ダニエル・マーティン氏は、アジア諸国のGDPに対英輸出が占める割合は現在わずか0.7%で、「英輸入が25%減っても地域のGDPを0.2%弱押し下げるだけだろう」と指摘した。

  同氏は英国のEU離脱は新興アジアに限定的な影響しか及ぼさないと結論付け、アジア地域の主要なリスクは中国経済の急減速の可能性や、一部の国での債務バブルの秩序を欠いた巻き戻しなどであり、英国の離脱問題ではないと説明した。

原題:What Brexit Would Mean for Asia’s Economies(抜粋)

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