ゴールドマン、他行と一線画して利益600万ドル-LBO絡み債権売却

米銀ゴールドマン・サックス・グループが昨年最大のレバレッジド・バイアウト(LBO)に絡んだ取引で少なくとも600万ドル(約6億2400万円)の利益を得たことが、事情に詳しい関係者の話で分かった。カーライル・グループがシマンテックのデータストレージ部門ベリタスを買収した同LBOに関わったウォール街の他の銀行とは一線を画す取引をゴールドマンは行ったという。

  非公開取引だとして匿名を条件に語った同関係者によると、このLBOに伴う高リスクの貸出債権30億ドルのうち、ゴールドマンに残った約1億2000万ドル相当を同行は額面1ドル当たり85セントで今月売却。この水準は同行の帳簿上での最低評価額を上回ったと、関係者の1人が述べた。一方、他行は90セントでの売却を望んでいたという。

  ゴールドマンが単独でこうした行動に出たことで、LBOに関わった別の銀行は値引きを迫られ、結局は全行が同85セントで債権を売却した。バンク・オブ・アメリカ(BofA)が率いたこの銀行団が当初90セントで売り出した際、ゴールドマンはそれを5セント下回る価格を提示し投資家を引きつけたと、別の関係者は語った。

ゴールドマン・サックス本社

Photographer: John Taggart/Bloomberg

  この債権は銀行団にとって損失となっていたため、いくらで売り出すかは重要だった。評価額は銀行によってまちまちで、少なくとも1行は額面1ドル当たり80セントを上回るとしていたと、事情に詳しい関係者の1人は説明。ゴールドマンの評価額は低い部分では80セントを下回っていたと、別の関係者は話した。

  ゴールドマンとBofAの担当者コメントを控えた。

原題:Goldman Seen Booking $6 Million After Going It Alone on Veritas(抜粋)

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