ハーバード大、投資運用の外部委託拡大へ-寄付基金で人員削減

  • 株式に選択的に直接投資する戦略を継続しない方針-暫定CEO 
  • スタッフ4人が20日に寄付基金HMCを退社

米ハーバード大学は寄付基金ハーバード・マネジメント(HMC、運用資産376億ドル=約3兆9000億円)のスタッフを削減したほか、より多くの投資運用を外部に委託する方針だ。HMCのスティーブン・ブライス最高経営責任者(CEO)は一時的な医療休暇に入っている。

  HMCは株式に選択的に直接投資する戦略を継続しない方針だと、ボブ・エトル暫定CEOが20日、ブルームバーグが閲覧した内部の電子メールで明らかにした。それはHMCが幅広い市場や戦略にわたり外部運用者を探すことを意味すると同氏は説明した。

  ブライスCEOは5月23日から休暇に入っているが、詳細は明らかにされていない。同CEOはその1年4カ月前、寄付基金のリターン改善計画に着手したばかりだった。

ハーバード大学

Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

  HMCは発表文で「運用成績を長期的に最大限に高めるため、資産をどう配分しHMCの比較優位をいかに生かすのか常に評価している」と説明したが、基金についてそれ以上のコメントを控えた。

  大学の寄付基金は外部運用会社に委託することが多いものの、ハーバード大ではスタッフが内部で資産の約4分の1を投資し、株式や債券、商品などの取引を行っていると、ブライス氏が昨年12月、ハーバード・マガジンとのインタビューで明らかにしていた。

  非公開情報だとして匿名を条件に語った事情に詳しい関係者の1人によると、合わせて4人が20日にHMCを退社した。5月には上場株式取引部門で8人が削減された。

原題:Harvard Shifts More Investments to Outside Money Managers (2)(抜粋)

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