資産運用会社フランクリン・テンプルトン、原油価格上昇を予想

  • フランクリンは、独立系探査・生産会社の株式に投資
  • 現行の1バレル=50ドルの価格水準は供給拡大には不十分

運用資産7400億ドル(約76兆8000億円)の資産運用会社フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ(米カリフォルニア州)が独立系石油探査・生産会社の株式に投資している。原油価格がさらに上昇すると予想しているためだ。

  フランクリンはBPやトタル、グレンコア、シェブロンなど天然資源関連企業の大口株主の一つ。数十本のファンドを通してこれらの企業に投資している。フランクリンは、1バレル=50ドルの原油価格水準について、将来の需要を満たすのに必要な供給の伸びを促すには不十分と考えている。

  フランクリンの天然資源向け投資を統括するバイスプレジデント、フレデリック・フロム氏はインタビューで、「価格は上昇する必要がある。より長期的には少なくとも1バレル当たり65ドルとなる必要がある」と指摘した。

  世界指標の北海ブレント原油価格は1月に12年ぶりの安値である27.10ドルを付けたが、米国の原油生産が減少する一方、ナイジェリアとカナダで供給に支障が出る中、約85%上昇。20日は約50ドルと、依然として2014年の水準を50%余り下回っている。

  フロム氏は価格回復により、特に下落局面で困難な状況に陥っていた米シェール企業を含む独立系探査・生産会社が恩恵を受けるとみている。フランクリンはアナダルコ・ペトロリアムの株主の上位10位以内に入っているほか、オクシデンタル・ペトロリアムやアパッチなどの大口株主。

原題:Fund Manager Franklin Templeton Bets on Higher Oil Prices(抜粋)

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