露ノリリスク、ロシア中銀からパラジウム1万オンスを購入-関係者

  • ロシア中銀、今年ノリリスクにさらにパラジウムを売却する可能性
  • 価格回復を受けロシア中銀はパラジウムの売却を開始

パラジウム生産世界最大手、ロシアのノリリスク・ニッケルは、ロシア中央銀行からパラジウム1万オンスを購入した。同社が設立した2億ドル(約210億円)規模のパラジウム投資ファンドにとって最初の購入となる。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  関係者らが匿名を条件に明らかにしたところによれば、同社は今後も引き続き購入する可能性がある。関係者の1人によると、パラジウムは価格が回復し始めた今春に購入された。

  ノリリスクは2月の資料で、変動性を低下させ市場での地位強化を目指すファンドでパラジウムの購入を進めると説明していた。関係者らが1月に明らかにしたところによれば、同社は2014年以降、ロシア中銀からのパラジウム購入について協議してきたが、今年初めに価格が5年ぶりの安値に下落したため交渉は行き詰まっていた。

  パラジウム価格は1月半ばから4月下旬にかけて30%余り上昇し、1オンス=635.41ドルと昨年11月以来の高値に達した。その後、下落し、ロンドン時間20日午前9時31分(日本時間午後5時31分)現在、542.18ドル。

  ノリリスクのセルゲイ・マリシェフ最高財務責任者(CFO)は14日、モスクワで記者団に対し、同社が今年、ファンドの資金のうち3分の1未満に相当する6600万ドルをパラジウムの購入に充てる計画を明らかにしている。

  ノリリスクとロシア中銀の広報担当部署はコメントを控えた。

原題:Norilsk Said to Buy 10,000 Ounces of Palladium From Russia(抜粋)

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