ブラジル株:ボベスパ指数続伸-英EU離脱懸念後退や景気見通しで

  • ブラデスコ銀行とイタウの上昇がボベスパ指数の上げに最も寄与
  • ブラジル経済は予想よりも早期に回復する可能性あると財務相

20日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は続伸。欧州連合(EU)残留・離脱を問う今週の英国民投票で残留派が多数を占めるとの観測に加え、ブラジル経済が従来見通しよりも速いペースで回復しつつあるとの楽観的見方がプラス材料となった。

  英国民投票で残留派が勢いを増していることが世論調査で示されたことを受けて、20日の世界の株式市場は上昇した。銀行のブラデスコ銀行やイタウ・ウニバンコ・ホールディングの上昇がボベスパ指数の上げに最も寄与した。商品価格の上昇で資源銘柄も好調なパフォーマンスを演じた。ブラジル中央銀行が実施した週1回のエコノミスト調査によると、今年の同国の国内総生産(GDP)は3.44%のマイナス成長になるとの予想が示された。前回調査ではマイナス3.6%が見込まれており、5週連続でマイナス幅が縮小した。またメイレレス財務相は週末公表された外国メディアとのインタビューで、ブラジル経済は多くのアナリストの予想よりも早期に回復する可能性があると指摘した。

  ボベスパ指数は前週末比1.6%高の50329.36で取引を終了。指数を構成する59銘柄のうち49銘柄が上昇した。建材メーカーのデュラテックスは4.5%高と約1カ月ぶりの大幅上昇。ブラデスコとイタウは共に1.7%の値上がり。

  証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、パウロ・エンリケ・アマンテア氏は「新政権の経済再建計画によって市場の今のムードはずっと前向きだ。英国のEU離脱問題が解決すれば、新たな株価上昇が見られるかもしれない」と語った。
 

原題:Brazil’s Stocks Rally as Growth Outlook Adds to Brexit Optimism(抜粋)

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