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5800%の株価上昇が台無しに、リコーのインド子会社での不正疑惑

  • リコーインド株は5月以来売買停止の状態、利益水増し疑惑で
  • リコーインド:共謀した人物らによる不正行為の犠牲になった

リコーが世界で最も倫理的な企業の1社に選定されてからわずか2カ月後、同社のインド子会社の株価は不正疑惑で急落し売買停止となった。

  リコーインド株は上場から約20年でほぼ5800%上昇し、昨年8月に過去最高値を記録したが、今年5月26日の売買停止までにその上昇の大部分を失った。リコーインドは単独および共謀して行動した複数の人物による不正行為の犠牲になったと主張している。同社監査役によると、利益が水増しされた可能性がある。

盛衰

  リコーのウェブサイトによれば、リコーインドは1993年にRPGグループとの合弁事業として発足し、98年にリコーインドとして再設立された。リコーはリコーインドに73.6%出資している。

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リコーのブース(横浜でのショー)

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  BSRの公認会計士はリコーインドの取締役会に宛てた5月18日の報告書で、審査や独立独自調査などから多数の不正行為や多くの分野での不正取引疑惑が示唆されたと指摘。同月27日にリコーインドは発表文で、不正や背任、偽造、不正経理などの疑いで一部従業員とその他関係者をデリーの警察当局に告訴したことを明らかにした。

  リコーの広報担当者は、他の株主と同様に何が起きたのかを知りたいと思っていると述べた上で、内部・外部調査の結果を待って再発防止策をまとめると話した。

原題:Alleged Fraud Undoes 5,800% Surge at Unit of ‘Most Ethical’ Firm(抜粋)

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