NY外為:ドル下落、FRB議長証言控え-英調査はEU残留派優勢

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20日のニューヨーク外国為替市場では、あすのイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えてドルがユーロに対し2週間で最大の下げ。英国の欧州連合(EU)残留・離脱を決める国民投票を控え、世論調査では残留支持が離脱支持を上回った。

  ドルは主要通貨の大半に対して値下がり。イエレンFRB議長は21日に議会で証言する。先週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、政策金利の据え置きを決定。イエレン議長はこの政策決定において英国のEU離脱問題が考慮されたことを明らかにした。英国の世論調査は23日の国民投票でEU残留が支持されることを示唆しており、これを受けてポンドは2008年以降で最大の上げとなった。

  オッペンハイマーファンズの世界マルチ資産グループの運用者、アレッシオ・デロンジス氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「米金融当局の姿勢がハト派寄りに傾いたことで、向こう数週間にドルが下げる可能性はある。英国民投票で『EU残留』が示されれば、ドルは一段と下落する公算が大きい」と述べた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルはユーロに対し前週末比0.3%安の1ユーロ=1.1314ドル。一時6月3日以降で最大の下げとなった。対円では0.2%下げて1ドル=103円94銭。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%下げた。

  BNPパリバの外為ストラテジスト、マイケル・スネイド氏は、ドルの「弱気ポジションがさらに積み上がる余地」はあるとリポートで指摘した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドなど大口投機家のドルのネットロングは先週、8万8105枚に縮小した。4月と5月には5週間においてネットショートとなっていた。

原題:Dollar Slides as U.K. Tilts Toward ‘Remain’ Before Yellen Speech(抜粋)

(第5、6段落を追加し、更新します.)
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