FOMCは「市場に迎合」、信頼性を損なう恐れ-エラリアン氏

独アリアンツの主任経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏は、米連邦公開市場委員会(FOMC)は短期的な経済指標に過度に依存しており、見解の変動で金融市場を混乱させるリスクがあると指摘した。

  エラリアン氏は20日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「FOMCを気の毒に思う」と述べ、「FOMCは可能な限り正直かつ透明であろうとしている。それ故に単に一貫性がないと批判されているだけでなく、市場に迎合しているとも言われている」と続けた。

  エラリアン氏はイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長は今週行われる半期に一度の金融政策報告で議会から厳しい質問を受けるとみている。

  さらにエラリアン氏は「今のFOMCに必要なのは展望を持つことだ。数年にわたる展望だ。それに確信を持ち、短期的なデータに過剰に反応するのではなく市場を導き始めるべきだ」と述べ、「短期的なデータに反応し続ければ日本銀行のようになる恐れがある」と続けた。

  日銀は低過ぎるインフレの引き上げを図っているが進展はほぼ見られない。日銀のバランスシートの対国内総生産(GDP)比は80%を超えている。これはFRBよりもはるかに多い。また日銀がマイナス金利の導入を決めたにもかかわらず円は年初から上昇している。

原題:El-Erian Says ‘Slave-to-the-Market’ View Dents Fed’s Credibility(抜粋)

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