独検察、フォルクスワーゲン前CEOを捜査-排ガス不正費用の開示で

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験不正問題で、同国検察はマルティン・ウィンターコルン前最高経営責任者(CEO)がこのスキャンダルで生じ得る費用を投資家に遅滞なく通知したかどうかを調べている。同社が負担する巨額の法的費用がさらに膨らむ恐れがある。

Former Volkswagen AG Chief Executive Officer Martin Winterkorn.

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  ブラウンシュバイク検察は20日に電子メールで、調査はVWが速やかに投資家にリスクを開示したかが焦点になっていると説明。VWは不正が明るみに出てから4日後の昨年9月22日、全世界で1100万台に上る問題のディーゼルエンジン車の修理費用として、65億ユーロ(約7700億円)の引当金を積んだ。この金額はその後、訴訟などその他の費用で162億ユーロへと膨らんだ。

  検察当局は「企業には予想し得る重大な損失を速やかに公表する義務があり、VWはもっと早い時点でそれができたという十分な証拠がある」と述べた。

  VW第2位株主で、本社所在地でもあるニーダーザクセン州は検察による集中的な捜査を歓迎。同州首相でVW監査役会メンバーでもあるシュテファン・バイル氏は「速やかな捜査、速やかな結論は全員の利益にかなう」と語った。

  VW広報は20日、会社側としてもこの問題を調べていると回答した。ウィンターコルン氏の弁護士はコメントを求める電子メールに対し、これまで応答していない。

原題:Winterkorn Targeted in German Probe of VW Diesel Disclosure(抜粋)

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