欧州債:イタリアとスペインの国債が上昇-英国のEU離脱懸念が後退

20日の欧州債市場でイタリアとスペインの国債が上昇。英国の欧州連合(EU)残留・離脱の是非を問う国民投票に関する最新の世論調査が離脱リスクの後退を示したことを受け、高利回り資産を選好する動きが強まった。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債は続落。同国債に対するスペイン国債の利回り上乗せ幅(スプレッド)の2営業日の縮小幅は昨年7月以降で最大となった。調査会社サーベーションが英紙メール・オン・サンデーの委託で17、18両日に実施した調査では、残留支持派が45%で離脱支持派の42%を上回り、前回調査から立場が逆転した。
  
  ダンスケ銀行の債券トレーディング責任者、ソーレン・モルク氏は、英国のEU離脱への「懸念が後退した様子を受け、周辺国のドイツ国債に対するスプレッドが縮小している」と指摘した上で、「だが、多くの不透明要素がまだある」と語った。

  ロンドン時間午後4時15分現在、イタリア10年債利回りは前週末比8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.44%。同国債(表面利率1.6%、2026年6月償還)価格は0.715上げ101.575。同年限のスペイン国債利回りも8bp低下し1.48%。

  ドイツ10年債利回りは5bp上昇の0.06%。スペイン国債とのスプレッドは142bpに縮小した。ここ2カ月の最大となった16日以降、スプレッドは2営業日で20bp狭まった。これは昨年7月10日以来の大きな縮小幅となる。

原題:Italy’s Bonds Advance With Spain’s as Brexit Concern Fades(抜粋)

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