エラリアン氏、英EU離脱の「奇妙なリスク」と経済失速の関連性指摘

独アリアンツの主任経済アドバイザーでブルームバーグ・ビューのコラムニストのモハメド・エラリアン氏は、英国の欧州連合(EU)離脱の可能性は、政治が経済混乱を加速させ得ることを示す一例だと指摘した。

  同氏は20日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「経済の低成長が長く続くと、奇妙なことが起こり始める」とし、「奇妙なリスクが発生する。英国のEU離脱リスクはその一つだ。離脱派を台頭させたような反体制運動もその一つだ」と語った。

  23日の国民投票で英国がEU離脱を選ぶ可能性への懸念で、世界の市場は動揺している。エラリアン氏は一部の国でのマイナス金利などを挙げ、現在は「過去に例を見ない金融環境にある」と述べ、「制度的な枠組みに大きな疑問が投げかけられるようになった。特に欧州でその現象は著しい」と指摘した。

  政府の指導者らは高い債務水準への対応とインフラ投資の促進、労働市場と税法の改革が必要だと論じるエラリアン氏は、実際に政府は中央銀行に頼り過ぎており、これでは問題を部分的にしか解決できないと指摘した。

  同氏は日本やインド、欧州について、「混乱した政治が良好な経済政策を妨げている」と指摘、「政治の混迷のせいで一貫性のある経済政策が困難になっている」と解説した。

  

原題:El-Erian Links ‘Strange Risks’ Like Brexit to Faltering Economy(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE