米デル:ソフトウエア部門をフランシスコとエリオットに売却へ

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  • EMC統合を前にしたデルの合理化の取り組みにプラス
  • 売却額は20億ドルをやや上回ると関係者-発表文は条件明らかにせず

デルはソフトウエア部門をバイアウト投資会社のフランシスコ・パートナーズ・マネジメントとアクティビスト(物言う株主)として知られるヘッジファンド運用会社エリオット・マネジメントのプライベートエクイティ(PE)部門に売却することで合意した。デルはEMCとの統合を控え、事業の合理化を進めている。

  EMC買収手続きを近く完了するデルにとって、アドバンストアナリティクスとデータベース管理、データ保護に注力するソフトウエア部門の売却は、非中核資産削減の取り組みを後押しするものだ。20日の発表文では今回の売却に関する条件は明らかにされていない。

  事情に詳しい関係者2人によれば、売却額は20億ドル(約2100億円)をやや上回るもよう。情報が非公開であることを理由に関係者が匿名で語ったところでは、PE投資会社トーマ・ブラボも競争入札に参加していた。トーマ・ブラボの担当者はコメントを控えた。

  創業者のマイケル・デル最高経営責任者(CEO)は昨年10月、米EMCを670億ドルで買収することで合意。競争が激化する中、品ぞろえの拡大を図る。関係者によれば、買収は6月から10月の間に完了の見込み。

  デルは、創業者らによる2013年の同社レバレッジド・バイアウト(LBO、買収先の資産などを担保にした借り入れによる買収)以来、組織再編を推し進めており、今回のソフトウエア部門売却はEMC統合前の最新の売却案件となる。3月にはNTTデータがデルのIT(情報技術)サービス関連事業を30億6000万ドルで買収することで合意している。

原題:Dell Sells Software Unit to Francisco Partners, Elliott (3)(抜粋)

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