EU離脱「自滅行為」と殺害4日前に訴え-生前のコラムを英紙が掲載

  • コックス議員が生前執筆したコラムをメール・オン・サンデーが掲載
  • EU離脱が英経済に壊滅的打撃を与え、移民の不安も解消せずと主張

英国の欧州連合(EU)残留支持派で、16日に銃撃などで殺害されたジョー・コックス下院議員(労働党)が死亡する4日前、英国のEU離脱が「壊滅的」な打撃を経済に与えるだけでなく、移民をめぐる有権者の不安解消にほとんど役立たないと主張する新聞用のコラムを執筆していたことが分かった。

  コックス議員は19日付の英日曜紙メール・オン・サンデーに掲載されたコラムで、「EU離脱に投票することが移民をめぐる不安に対処する唯一の方法であるかのような偏った主張に有権者がだまされることを許すことができない。EU内にとどまる方がより強く安全であるだけでなく、その方が暮らしも良い」と訴えた。

  同議員はさらに「EU市民の英国への自由な移動が離脱したからといって自動的に止まるわけではないと承知しておく必要がある。そのための唯一の手段は単一市場の離脱だが、それは経済的な自滅行為であり、英国全土の企業と雇用に壊滅的な打撃を与えるだろう」と主張した。

  英国のEU残留あるいは離脱を問う23日の国民投票まで1週間を切る中で、コックス議員の殺害によって残留支持の方向に世論が傾く可能性もある。

原題:Lawmaker Jo Cox Wrote Anti-Brexit Article Four Days Before Death(抜粋)

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