中国:住宅値上がり都市数、5月に減少-相場回復鈍化の兆し

  • 70都市のうち60都市で前月比上昇-4月は65都市で値上がりしていた
  • 回復は天井を打ちつつあると交通銀行アナリスト

中国で5月に新築住宅価格が前月比で上昇した都市は前月から減り、住宅相場の回復が鈍化している兆しが示された。

  国家統計局が18日発表したところによれば、5月は調査対象の主要70都市のうち60都市で新築住宅価格が上昇。4月は65都市で値上がりしていた。5月に住宅価格が下落したのは4都市。4月は5都市だった。5月の前月比変わらずは6都市。

  交通銀行の上海在勤アナリスト、シア・タン氏は電話インタビューで、「与信と緩和措置が昨年5月以降の住宅市場回復を加速させ、一部地域では持続不可能なペースになっていた。回復は今やほぼ天井を打ちつつある」と述べた。

  住宅価格が5月に上昇した60都市のうち、36都市の値上がりは4月からペースが落ち、全体的に伸びは弱まっていると統計局は指摘。政府統計を基にしたブルームバーグの算出によると、5月の新築住宅価格は平均で前月比0.84%上昇と、4月の1.03%上昇から伸びが鈍化。昨年10月以降で初めて上昇ペースが減速した。

  一部大都市での値上がり鈍化は、引き締め措置が効果を表し始めた兆しだ。深圳では0.5%上昇。4月は2.3%値上がりだった。上海でも伸びが鈍った。

  一方、福建省アモイの住宅価格は前月比5.5%上昇、前年同月比28.3%上昇。安徽省合肥は前月比5.1%上昇、前年同月比23.3%上昇となった。

原題:China May Home Prices Rise in Fewer Cities Amid Slower Sales(抜粋)

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