ヘッジファンド金買い越し過去最高に迫る-英EU離脱めぐる懸念で

  • 中銀当局者ら、英国のEU離脱は世界経済に悪影響及ぼすと警鐘
  • 英国の国民投票めぐる懸念で金先物相場は上昇

世界市場が混乱する中、金に対する投資熱が再び高まっている。

  世界の中央銀行当局者らは、英国が欧州連合(EU)を離脱すれば世界経済に悪影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らしている。23日に実施される国民投票をめぐる懸念から世界の株式市場で先週、時価総額1兆ドル(約105兆円)余りが消え去る一方、金先物相場はほぼ2年ぶりの高値に達した。ヘッジファンドによる金相場上昇を見込む買越残高は過去2番目の高水準に達している。過去最高は2011年だった。

  ゴールドマネー(トロント)で17億ドル相当の運用を手掛けるジョシュア・クラム最高戦略責任者(CSO)はニューヨークでのインタビューで、「金相場については下落より上昇する可能性の方が高い」と指摘。「金相場が下落するには市場予想を上回る利上げが実施される必要があるが、そうしたシナリオが現実となる可能性は極めて低い」と述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)が17日発表したデータによれば、資産運用会社による金の先物とオプションの買越残高は14日終了週に29%増加し24万862枚。過去最高は、金相場が過去最高値の1オンス=1923.70ドルを付ける1カ月前の11年8月に記録した25万3653枚だった。

原題:Brexit Alarms Propel Gold Investors to Near Record Rally Wagers(抜粋)

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