ヘッジファンドの苦悩続く、閉鎖が設定件数上回る-2四半期連続

  • 1-3月に閉鎖したファンドは291本、運用開始は206-HFR
  • 投資家は「運用成績不振に寛容でなかった」とHFR社長はコメント

資産運用するヘッジファンドは今年1-3月に減り続けた。株式や商品相場が大荒れとなり、パフォーマンスに響いたことが影響した。

  ヘッジファンド・リサーチ(HFR)が16日発表したデータによると、1-3月に運用開始したファンドは206本。これに対し、清算したファンド数は291だった。閉鎖が設定を上回ったのはこれで2四半期連続。

  HFRのケネス・ハインツ社長は発表文で、投資家が「運用成績不振に寛容でなかったことが清算するファンドの数を押し上げた」と指摘した。

  2兆9000億ドル(約302兆円)規模のヘッジファンド業界は、機関投資家らの顧客から批判を浴びている。相場変動が激しい中で顧客資金を守ることができていないからだ。手数料の高さにも注目が集まり、1-3月に差し引きで150億ドルが業界から引き揚げられたことになり、金融危機以来の大きさとなった。

  ただ、状況改善の兆しはある。1-3月の閉鎖は昨年10ー12月の305本から減少。それでもHFRによれば、過去1年は運用開始910本に対し、閉鎖は1053本だった。

原題:Pain Endures for Hedge Funds as More Are Shuttered Than Started(抜粋)

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