ブラジル株:ボベスパ、レアル上昇-英EU離脱の可能性後退との観測

  • ブラジル株・通貨、経済活動の縮小を示す指標を受け一時下げていた
  • 大学運営のクロトンが5日ぶりの上昇、食肉生産のJBS安い

16日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。ブラジルの経済活動が予想を上回る縮小となったことが示されたものの、英国の欧州連合(EU)離脱の可能性は後退したとの観測が好感された。通貨レアルも高い。

  ボベスパ指数は前日比1%高の49411.62で終了。一時1.7%安まで下げる場面もあった。大学運営のクロトン・エデュカシオナルが5営業日ぶりに上昇。ブラジル政府が学生ローンの拡大計画を発表したことが材料視された。レアルは0.2%高の1ドル=3.4660レアル。

  ブラジル資産の反発は、オッズチェッカーのブックメーカー調査で英国のEU離脱を予測する比率の低下が示されたことがきっかけ。ボベスパ指数とレアルは、この日発表された指標からブラジルの経済活動が予想を上回る落ち込みとなったことが示され一時下げていた。企業のパフォーマンス回復が遅れかねない可能性が示唆された。

  証券会社SLWの為替責任者ジョアン・パウロ・ジ・グラシア・コレア氏は「世界市場の改善がここにも浸透しつつある形だ。国内要因にブラジル株を押し上げる材料はない」と語った。

  テメル大統領代行率いる政権の経済チームは既に財政立て直しに向けた対策を打ち出しているものの、政治的な混迷が続いていることから、こうした政策に議会から十分な支持が得られるか懸念が高まっている。テメル大統領代行はブラジリアで、ブラジル石油公社(ペトロブラス)子会社の元幹部が言及した不正献金疑惑について否定した。食肉生産会社JBSも同幹部の司法取引で指摘された疑惑について否定。同社株は指数採用銘柄で最も下げた。

原題:Brazil’s Stocks, Real as Brexit Bets Outweigh Gloomy GDP Data(抜粋)

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