欧州債:ドイツ10年債利回り、過去最低更新-イエレン氏ハト派発言で

16日の欧州債市場では、ドイツ10年債利回りが過去最低を更新した。日米の中央銀行政策会合を経て、従来見込まれた以上に低金利が長く続くとの期待が強まったことが背景にある。

  欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国の国民投票も、安全資産を求める動きを加速させている。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は15日、金融政策を据え置いた理由の一つとしてこの国民投票を挙げていた。

  ノルデア銀行のチーフストラテジスト、ヤン・フォンゲリッヒ氏は国債利回りの低下について、「大半はFOMC後の米国市場の動きからの波及効果だ」と指摘。「米当局はハト派で、特に低金利の長期化を示唆したことはやや予想外だった。さらに英国のEU離脱懸念が続き、リスク志向が一段と低下した」と述べた。

  ロンドン時間午後4時33分現在、ドイツ10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下のマイナス0.02%。日中には過去最低となるマイナス0.038%を付ける場面もあった。2026年2月償還債(表面利率0.5%)の価格は0.1上昇し105.035となった。

  ドイツ2年債利回りはマイナス0.609%、30年債利回りは昨年4月以来となる0.48%に低下した。一方、スペイン10年債利回りは4bp上昇の1.61%。一時は1カ月ぶりの水準となる1.63%まで売られた。

  

原題:German Bond Yields Slide to Records as Dovish Fed Meets Brexit(抜粋)

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