FOMCや日銀、世界の4中銀が英国のEU離脱リスクに警鐘鳴らす

英国の欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票を来週に控え、中央銀行4行が相次いで離脱のリスクに警鐘を鳴らした。世論調査は引き続き離脱派の優勢を示している。

  15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を皮切りに、この15時間内に日本銀行、カナダ銀行、スイス国立銀行の4中銀が英国民投票結果が世界経済を揺さぶる可能性に言及した。日銀によれば、同問題については各国・地域中銀で連絡を取り合っている。イングランド銀行(英中銀)も投票前最後の政策決定会合で、離脱のリスクをあらためて強調した。

  日銀の黒田東彦総裁は16日東京で記者団に、イングランド銀など海外の中銀と緊密に意見交換を行っていると述べた。スイス中銀のヨルダン総裁は同日ブルームバーグテレビとのインタビューで、「混乱が生じる可能性がある」とし、中銀の間で情報を交換していると語った。欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、ノボトニー・オーストリア中銀総裁は16日ウィーンで、中銀間のスワップ合意によって「市場混乱」の場合も流動性への銀行アクセスは確保されると述べた。

  イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は15日、英国がEUを離脱する可能性への懸念が利上げを見送った要因の一つだと説明した。カナダ中銀のポロズ総裁は同日の講演で、英国民投票は「世界レベルのリスク」だと発言した。

原題:Global Central Banks Sound Brexit Alarm as ‘Leave’ Jitters Grow(抜粋)

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