アジア・太平洋株式サマリー:香港株3週ぶり安値、中国とインドも下落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  16日の香港株式相場は下落。指標のハンセン指数が約3週間ぶりの安値で引けた。世界経済の成長見通しや英国の欧州連合(EU)離脱の可能性をめぐり懸念が広がる中、投資家が高リスク資産から逃避した。

  ハンセン指数は前日比2.1%安の20038.42で取引を終えた。この6営業日中、5営業日で下落。本土株で構成するハンセン中国企業株(H株)指数は2.3%安。2銘柄を除く全ての銘柄が値下がりした。

  中国銀行(3988 HK)は3月1日以来の安値。長江実業地産(1113 HK)など不動産株も安い。ニューヨーク原油先物相場が1バレル=48ドルを割り込んだことを受け、中国神華能源(1088 HK)は約2カ月ぶりの大幅安となった。

  凱基証券の陳浩アナリスト(上海在勤)は「香港市場はこのところ、複数の要因で圧迫されている」と指摘。「現時点で英国のEU離脱の可能性は大きな不透明要因で、世界中でリスク資産への投資意欲を著しく損なっているほか、米金融当局も世界経済に関する懸念を表明している。最近発表された中国の5月の経済指標も良好には見えない」と述べた。

  本土市場では、上海総合指数が前日比0.5%安の2872.82で終了。CSI300指数は0.7%安で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  16日のインド株式市場では指標のS&P・BSEセンセックスが反落。日本銀行が追加緩和を見送ったことを嫌気した。欧州連合(EU)離脱をめぐる英国民投票への懸念も世界経済の見通しに影を落としている。

  インド最大の自動車メーカー、マルチ・スズキ・インディアが3%安と、4月5日以来の大幅な下げ。たばこのITCは1.3%安。欧州で売り上げのほぼ4分の1を稼ぐソフトウエアのインフォシスは、月初来の下げが5%に達した。通信サービスのブハルティ・エアテルは1.5%下落。

  センセックスは前日比0.8%安の26525.46で終了。前日は1.3%上げていた。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比1.07ポイント安の5145.98。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.9%安の1951.99。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比1.3%安の8494.14。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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