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英中銀:国民投票控え金利据え置き-離脱のリスク重ねて強調

  • 離脱の選択は経済に重大な影響及ぼし得る-MPC
  • EU残留・離脱問う英国民投票、1週間後に迫る

イングランド銀行(英中央銀行)は16日、1週間後に迫った国民投票で欧州連合(EU)離脱が選ばれれば英経済が打撃を受けると重ねて警告した。

  中銀はこの日、政策金利を過去最低の0.5%で据え置くことを全会一致で決めた。金融政策委員会(MPC)議事録によればメンバーらは、国民投票結果をめぐる不透明感が既に影響を及ぼしつつあり、離脱が選ばれればこれが悪化する公算だと指摘。「成長軌道は大幅に下振れし、インフレは顕著に高まる恐れがある」と論じた。

  「EU離脱の選択は経済生産とインフレの見通しに重大な影響を及ぼし得る」とし、「英国の貿易環境をめぐる不透明が高まり、ポンドは一段と下落する公算が大きい。恐らく急激に下げるだろう」と分析した。

  国民投票が資産価格に及ぼす影響は「ますます広がりつつある」と指摘。投票は「英金融市場が直面する目先の最大のリスクだ。世界の金融市場にとってもそうかもしれない」と付け加えた。

  離脱が支持された場合、金融当局は「インフレの安定か、経済成長と雇用か、いずれかを選ぶよう迫られるだろう」とした上で、インフレ期待の安定を維持するため「必要なあらゆる措置を取る」と表明した。

  会合では投票後の金融安定を確保するための緊急計画についての説明もあった。計画には銀行の「監視強化」と流動性ファシリティ、スワップライン、金融行政委員会(FPC)が活用できる手段などが含まれていた。

  景気の現状に関しては5月の物価報告以降で変化はほぼなかったとし、コアインフレの弱さと生産性の伸びの遅さを指摘した。

  「国民投票に関連した不透明性が経済活動に影響を及ぼす中で、国内経済の基調的モメンタムを見極めることの困難さ」が今月の議論の焦点だったとしている。

原題:BOE Repeats Brexit Warning as Officials Hold Rate Before EU Vote(抜粋)

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