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EU離脱は英国にとって「大惨事に」-ドイツ銀監査役会会長

  • アハライトナー 監査役会会長は15日に英国民投票に関してコメント
  • 欧米でのポピュリズムの広がりは遺憾、規制圧力は融資の妨げ

ドイツ銀行のパウル・アハライトナー 監査役会会長は15日、英国の有権者が欧州連合(EU)離脱を決めた場合に見込まれる影響について警戒感を表明した。

  アハライトナー氏はアメリカン・カウンシル・オン・ジャーマニーが同日夜にニューヨークで主催した夕食会で、来週の投票でEU離脱が支持されれば「英国には経済的大惨事、EUには政治的大惨事」になると予想。スピーチの中で同氏は、EU離脱支持を示す世論調査と、欧州大陸との政治・経済的関係の維持を優先する傾向を表すブックメーカーのオッズとを対比し、「ロンドンのブックメーカーたちはまだ『残留』支持派にとどまっている。彼らが正しいことを期待する」と話した。

  同氏はまた、米国や欧州でのポピュリズムの広がりや規制圧力について遺憾だと述べ、多くの欧州銀による融資や経済活動の活性化を妨げていると指摘した。

Deutsche Bank AG Annual General Meeting

パウル・アハライトナー氏

Photographer: Martin Leissl/Bloomberg

  米JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)や英HSBCホールディングスのスチュアート・ガリバーCEOら他の銀行業界首脳も今月23日の英国民投票で同国のEU離脱が支持される可能性について警告している。市場が混乱し、英国が長期的な不確実性に見舞われる上、金融機関が欧州大陸に一部業務を移転すればロンドン金融業界の人員削減につながるとの声も幹部らの間で聞かれる。

原題:Deutsche Bank Chairman Says Brexit Would Be ‘Disaster’ for U.K.(抜粋)

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