米財務省、英国民投票の23日は国債入札なしに-予定前倒し影響回避か

  • 30年物TIPSの入札は1日前倒して22日に変更
  • 英国のEU離脱をめぐる変動性上昇の影響回避か-バークレイズ

米財務省は英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国民投票日の6月23日に国債入札の予定を入れないよう日程を変更した。投票の影響を避けたい意向とみられる。

  米財務省のウェブサイトによると、30年物インフレ連動債(TIPS)の入札は5月4日公表の暫定案から1日前倒しされ今月22日に実施される。

  バークレイズのグローバルインフレ市場戦略責任者、マイケル・ポンド氏は、「市場のリスク選好度が特に低下すると見込まれる時期」の入札を避けるために日程が変更されると予想していたと述べた。

  米財務省当局者によれば、同省が入札予定を頻繁に変更することはないものの、以前に変更はあったが正式な変更発表はまれ。同省は今年2月に7年債の入札を技術的問題で変更すると発表した。また、昨年の感謝祭の祝日の週にも日程の修正はあったが理由は開示されなかったという。

  ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏によると、米財務省は水面下では、入札日が連邦公開市場委員会(FOMC)に接近しないよう日程を再調整する傾向がある。英国民投票も「同じ種類の市場イベント」だと同氏は指摘した。

原題:U.S. Treasury Clears Bond Sale Calendar on Day of Brexit Vote(抜粋)

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