金価格、英がEU離脱なら1350ドルに上昇との見方-不透明感広がる

  • 金価格上昇で金連動型ETFの資産残高は2013年以来の高水準
  • 離脱可決されれば不透明感続き、金価格は上昇へ:ノーマン氏

英国で23日実施される欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票について、最近の複数の世論調査で離脱派が優勢となっている。このため、金トレーダーらは金価格が上昇すると予想している。

  ブルームバーグがトレーダーとアナリスト22人を対象に実施した調査によると、離脱が決まれば金価格は投票から1週間以内に1オンス=1350ドルと、2年ぶりの高値に達すると予想されている。これは現行水準と比較して約5%高い水準。残留派が大勢を占めれば、金価格は2.8%下落し1250ドルになるとみられている。

  過去2週間の金価格は離脱への支持の高まりを反映しており、強気派は安全資産としての金の需要拡大につながると予想している。英紙サンは今週、一面で離脱派を支持する方針を示した。ヘッジファンド運用者クリフ・アスネス氏は今週、自身が率いる運用資産1540億ドル(約16兆3000億円)の資産運用会社が市場リスクについての見通しを引き上げたことを明らかにした。

  金ディーラーのシャープス・ピクスリーの最高経営責任者(CEO)で金業界に30年にわたって携わっているロス・ノーマン氏は「離脱が決まれば、いかにして、いつ離脱するのかをめぐる不透明感が続くだろう。それが金価格を押し上げる」との見通しを示した。

  金連動型上場投資信託(ETF)の資産残高は2013年以来の高水準に達している。
  
原題:Gold Pinned to Brexit Angst as Traders See $1,350 If Leave Wins(抜粋)

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