コーヒーに恐らく発がんリスクない、ただし冷まして飲む必要-WHO

Making coffee in Turin, Italy.

Photographer: Alessia Pierdomenico/Bloomberg

世界保健機関(WHO)のがん研究組織である国際がん研究機関(IARC)は15日、コーヒーの摂取とがん発症リスクの関連性を示す証拠はないと発表した。コーヒーを飲む人と770億ドル(約8兆1300億円)規模の世界のコーヒー業界にとって朗報となった。

  ただ、高温の飲み物の摂取というより幅広いくくりで、IARCは若干の懸念を表明した。セ氏65度を超える飲み物には恐らく若干の発がんリスクがあるという限定的な証拠が示された。

  IARCは、ヒトと動物両方を対象にした研究の専門家による分析結果に基づき、非常に高温の液体はヒトにとって「恐らく発がん性を持つ」と警告している。学術誌「バーンズ」の2008年の研究によると、コーヒーなど熱い飲み物はカ氏160度(セ氏71度)以上の状態で提供されることが多い。これはやけどするほどの熱さだ。ただ幸いなことに、大半の人は一般的に、危険とされるゾーンを下回るカ氏140度(セ氏60度)前後の温度でコーヒーを飲むことが多い。

  しかし、WHOが証拠を発見しなかったからといって、コーヒーとがんの間に全く関連性がないという意味ではないことに注意する必要がある。がんに関してコーヒーは「分類不能」というのが正式な判断だ。「データでは安全とも危険とも結論付けることができない」とIARCの論文部門の副責任者、デーナ・ルーミス氏が説明した。

原題:Drink Up—Coffee Probably Won’t Give You Cancer(抜粋)

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