米鉱工業生産:5月は予想以上に減少、自動車・同部品が落ち込む

5月の米鉱工業生産統計では製造業が予想以上に減少した。米連邦準備制度理事会(FRB)の15日発表によると、5月の製造業生産指数は前月比0.4%低下。前月は0.2%上昇と、速報値の0.3%上昇から下方修正された。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想では5月は0.1%低下が見込まれていた。

  全体の鉱工業生産指数(製造業、鉱業、公益事業の生産を対象、季節調整値)も前月比0.4%低下した。

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は「この先は全般的に急回復するというよりは、底ばいを続けるだろう」と述べ、「5月は自動車が急減したが、これはより変動しやすい分野の一つなのでその点では少し懸念が緩和される」と続けた。

  自動車・同部品の生産は4.2%減と、2014年1月以来で最も落ち込んだ。自動車・同部品を除く製造業生産は0.1%下げた。

  設備稼働率は74.9%と、前月の75.3%から低下。製造業の設備稼働率は74.8%と、2014年2月以来の低水準となった。

  公益事業の生産は1%減、前月は6.1%急増していた。石油掘削を含む鉱業は0.2%増。昨年8月以降で初めてプラスとなった。前月は2.6%の減少。消費財は0.7%減。自動車関連や衣料品、家電製品の生産が落ち込んだ。企業設備も0.7%減。前月は1.2%増加していた。

  統計の詳細は表をご覧下さい。

原題:U.S. Factory Production Falls More Than Forecast on Auto Output(抜粋)

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