きょうの国内市況(6月15日):株式、債券、為替市場

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●日本株5日ぶり反発、続落反動と日米の中銀判断待つ-輸出、金融堅調

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  東京株式相場は5営業日ぶりに反発。前日まで続落した反動に加え、日米の金融政策会合の判断を待とうと一方的な売り圧力が和らいだ。為替の円高一服もあり、見直しの動きから輸送用機器や電機など輸出株、保険やその他金融、証券など金融株が高い。

  TOPIXの終値は前日比5.18ポイント(0.4%)高の1277.11、日経平均株価は60円58銭(0.4%)高の1万5919円58銭。

  三井住友アセットマネジメントの石山仁チーフストラテジストは、「先週末からのリスクオフモードで、さすがに買っても良いという株価水準になった」と言う。

  東証1部33業種は保険、輸送用機器、電機、その他金融、ガラス・土石製品、証券・商品先物取引、不動産、医薬品、ゴム製品、小売など22業種が上昇。電気・ガスや建設、石油・石炭製品、卸売、金属製品、陸運など11業種は下落。東証1部の売買高は19億3842万株、売買代金は1兆9254億円。上昇銘柄数は1032、下落は767。

  売買代金上位では、SMBC日興証券が業績予想と目標株価を上げた東芝、今5月期営業利益は18%増を計画したツルハホールディングスが急伸。ペプチドリームや富士重工業、アルプス電気、東京海上ホールディングス、TDK、ユニ・チャームも高い。半面、SMBC日興証が投資判断を下げた関西電力は売られ、KDDIやテルモ、東京ガス、大成建設、コロプラも安い。

●長期金利など軒並み過去最低を更新、世界的なリスク回避で買い優勢

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  債券相場は上昇。新発10年物国債をはじめ、5年物、20年物、30年物、40年物の利回りが連日で過去最低水準を更新した。英国の欧州連合(EU)離脱懸念から世界的なリスク回避の動きが強まっていることに加えて、日本銀行の国債買い入れオペや大量償還などによる需給環境の良さを背景に買いが優勢だった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいのマイナス0.17%で開始。午前10時10分の日銀買い入れオペの通知後には1.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.185%と4営業日連続で過去最低を更新した。午後はマイナス0.195%まで下げた。

  新発20年物の156回債利回りは横ばいの0.16%で開始し、午後に入ると0.135%まで下げ、4営業日連続で最低を記録した。新発30年物の51回債利回りは2bp低い0.21%と3営業日連続で最低を更新。新発40年物の9回債利回りは2bp低い0.245%と連日で過去最低となった。新発5年物の128回債利回りは1.5bp低いマイナス0.295%と3営業日連続で最低を付けた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「23日の英国民投票までは売りも出しづらい。グローバルなリスクオフの流れを受けて、もともと一方向だったところに買い要因がきたので、売りがない中で金利低下だけが進んでいる感じだ」と話した。「償還月で国内勢もある程度はプラス利回りのゾーンを中心に買わないといけないのでフラット化しやすい。積極的に買っている海外勢が売りに転じない限り、しばらくこういった展開が続きそうだ」と述べた。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比3銭高の152円49銭で取引を開始した。日銀オペ通知後に水準を切り上げ、一時は152円74銭まで上昇し、過去最高値を更新。結局は26銭高の152円72銭で引けた。

  日銀が実施した今月5回目の長期国債買い入れオペ(総額1.15兆円)の結果によると、残存期間「1年超3年以下」、「3年超5年以下」、「10年超25年以下」、「25年超」の全てのゾーンで応札倍率が前回から低下した。

●ドル・円は106円台前半、日米金融政策イベント控えリスク回避一服

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=106円台前半で小高く推移した。英国の欧州連合(EU)離脱懸念を背景としたリスク回避の流れが一服。日米の金融政策イベントに注目が集まる中、アジア株の上昇を背景にドル買い・円売りがやや優勢となった。

  午後3時45分現在のドル・円は106円27銭前後。日本株が反発するなど世界的な株安連鎖に歯止めがかかる中、一時106円34銭まで値を切り上げた。前日には英国のEU離脱(Brexit)懸念によるリスク回避の動きから、一時105円63銭と約1カ月ぶりの水準までドル安・円高が進んでいた。

  バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ外国為替本部の岩崎拓也営業本部長は、「通貨のボラティリティも落ち着き始めていることから、Brexit懸念が意識されつつも、FOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀会合を前にいったん調整の動きもあるだろう」と解説。日銀の追加緩和への期待も多少はあるとみられ、ドル・円の戻りに影響している可能性もあると語った。

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