米ネット中立性規則を連邦高裁が支持-通信・ケーブル会社敗北

  • グーグルやネットフリックスなどネット企業にとって勝利
  • AT&Tは連邦最高裁に上告へ

米首都ワシントンの連邦高裁は14日、インターネット上でのコンテンツの公平な扱いやアクセスを定めた連邦通信委員会(FCC)のネット中立性規則を支持し、通信会社やケーブルテレビ会社の訴えを退けた。

  同裁判所はインターネットへのアクセスをめぐって10年にわたってインターネット企業とネット接続事業者の間で繰り広げられてきた論争に判断を下した。同高裁は通信会社やケーブルテレビ会社などのネット接続事業者を公共事業者と同様に位置付け、「言論伝達のための中立的で公平なプラットフォーム」であるべきだと指摘した。

  同規則は昨年、民主党が過半数を占める連邦通信委員会(FCC)が定めた。同規則は追加料金を支払う利用者に高速なサービスを提供することをネット接続事業者に禁じるなどの内容。連邦高裁が同規則を支持したことはオープン・インターネットの概念を唱える米アルファベット傘下のグーグルや動画オンライン配信のネットフリックスなどにとっての勝利となった。

  AT&Tやベライゾン・コミュニケーションズ、コムキャストなどFCC規則に異議を唱えて訴えていた通信・ケーブル各社は、同規則をイノベーションと投資を抑制するものだと主張していた。AT&Tは連邦最高裁に上告するとしている。

  オバマ大統領は同規則を支持。米大統領選の民主党指名獲得をクリントン氏と争ってきたサンダース上院議員は、「今回の判断は高い金を出して買おうとする者に対し我々が民主主義を売り渡さないことを裏付けるものだ」とツイッターに投稿した。

原題:Obama’s Web Rules Upheld in Win for Google, Loss for AT&T (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE