【個別銘柄】ツルハHや日触媒が高い、関西電安い、IPO2社に買い

更新日時

15日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  ツルハホールディングス(3391):前日比8.4%高の1万2590円。2017年5月期連結営業利益は前期比18%増の371億円の見通しと14日に発表、市場予想の361億円を上回った。いちよし経済研究所では、前期の好業績に加え、今期もコンセンサスを大きく上回る営業増益想定でポジティブサプラズと評価。フェアバリューを1万4000円から1万5000円に引き上げた。投資判断は「買い(A)」を継続。

  日本触媒(4114):3.2%高の6460円。ゴールドマン・サックス証券は、投資判断「買い」を再強調、コンビクション・リストに新規採用し素材セクターのトップピックとした。主力の高吸水性樹脂(SAP)は需給バランスの改善が市況の持続的回復を後押しすると予想。17年3月期営業利益は会社計画(220億円)を23%上回る270億円を見込む。同証では利益計画の上方修正に加え、配当金も引き上げるとみている。

  関西電力(9503):5.6%安の968.2円。SMBC日興証券は14日付で投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価を1600円から1000円に引き下げた。低圧電力の自由化などで競争が激化、販売数量や粗利益の下振れとシステム委託費など諸経費の増加を踏まえ、17年3月期経常利益予想を2019億円から1425億円に下方修正。19年3月期まで原子力発電所の不稼働を想定し、今期配当予想を30円から5円に引き下げた。

  セルシード(7776):6.5%高の610円。米国での角膜再生上皮シートの事業化に関連する特許について、エマウスメディカル社に対し特許実施許諾契約を締結することを決定した。今後の米国での角膜再生上皮シート開発はエマウスメディカル社が推進。米国で同シートに係る売上高を計上した際に、セルシードはロイヤルティー収入を受け取る。

  メドレックス(4586):150円(16%)高の1083円とストップ高。アルツハイマー治療薬「MRX-5DML」について、新規パイプラインとして臨床試験をする開発ステージに移行すると14日発表した。現在は非臨床試験の実施準備中で、17年に臨床試験を開始する。開発には第三者割り当てで調達した資金を充てる。

  東芝(6502):7.6%高の292.9円。SMBC日興証券は14日付で目標株価を200円から360円に引き上げた。東芝メディカルや白物家電の譲渡、原子力事業の米ウェスチングハウスの減損実施など構造改革が一巡し、NANDを中心に収益改善が期待されると指摘。17年3月期営業利益予想を1350億円から2000億円、来期を1900億円から2300億円に上方修正した。

  ダイヘン(6622):4.4%安の474円。いちよし経済研究所は14日付で投資判断を「買い(A)」から「中立(B)」に、フェアバリューを700円から600円に引き下げた。溶接メカトロ事業は前期下期に受注が失速し、17年3月期は減益に転じると予想。円高進行も追い打ちとなり、今期営業利益見通しを100億円から85億円(会社計画80億円)に減額した。

  フォーシーズホールディングス(3726):11%高の358円。16年9月期連結営業利益予想を1億2500万円から2億1500万円に上方修正した。前期に連結子会社化したクレイトン・ダイナミクスとCureが売上高の増加に寄与。積極的な宣伝広告で想定していた費用も、上期ではテストマーケティングの段階で発生していない。

  スリー・ディー・マトリックス(7777):10%安の808円。17年4月期連結営業損益予想は18億700万円の赤字で、営業赤字が続く見通し。主力の本止血材販売と契約一時金、マイルストーンの計上で売上高は前期比3.9倍の5億4700万円を見込むものの、ペプチド原材料や委託製造費用の増加、研究開発費の計上などを想定した。

  MonotaRO(3064):2.9%安の3545円。ドイツ証券は投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げた。足元の株価には同証が想定する成長要因がほぼ織り込まれたと判断。売り上げ動向はやや苦戦の印象で、1-5月累計単体売上高は263億円と上期計画(326億円)に対し81%の進捗(しんちょく)、達成はややハードルが高くなったとみている。

  TASAKI(7968):2.8%安の1409円。14日発表した15年11月-16年4月期(上期)の連結営業利益は20億9400万円だった。前年同期比では4.5%増となったものの、増益率は第1四半期時点の20%増から減速。卸売事業は増収増益だったが、主力の小売事業が微減益となったほか、外国人売り上げは大幅に伸びた前年同期を下回った。

  オハラ(5218):4%安の505円。16年10月期連結営業利益予想を6億円から4億4000万円に下方修正した。円高の影響で光事業の売上高が計画を下回る見通し。

  アトラエ(6194):成功報酬型求人メディア「Green」や人工知能(AI)を活用 したビジネスパーソン向けのマッチングアプリ「yenta」など の企画・運営を手掛ける同社が15日、東証マザーズ市場に新規上場(IPO)した。公開価格の5400円に対し、初値は2.4倍の1万2720円となった。16年9月期単体営業利益は前期比3.6倍の3億4100万円の見通し。終値は1万1340円。

  ホープ(6195):自治体の持つメディアの空きスペースなどに有料広告枠を設け、掲載料の一部を自治体の歳入に充てる財源確保支援事業などを展開する同社が15日、マザーズ市場に新規上場した。公開価格の1400円に対し、初値は2.3倍の3220円となった。16年6月期営業利益は前期比61%増の1億4600万円を見込む。終値は2520円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE