中国で最もホットなコモディティ、世界の豚の約半数の飼料に利用

  • 供給懸念で価格高騰、大豆ミールの取引が活況
  • 大連市場の1日の取引高、米国の年間消費量上回る

中国の大豆ミールトレーダーに商品ブームは終わったと誰も教えてくれなかったようだ。

  中国では規制当局が4月に投機バブル抑制に向けた取り組みを実施したことを受け、鉄鋼や綿花などあらゆる先物の取引が減少したが、大豆ミール先物の取引高は引き続き増加している。大連商品取引所の大豆ミールの1日の取引高は米国の1年間の消費量を上回り、シカゴ商品取引所(CBOT)をしのいでいる。

  中国の大豆ミール価格は今年に入って36%上昇し、米国の大豆ミール先物はブルームバーグ商品指数を構成する商品の中で最高のリターンを示している。ブラジルが乾燥天候に見舞われアルゼンチンで洪水が発生したことにより、大豆供給が脅かされている。また、予想外の価格上昇で不意を突かれた中国のトレーダーらが在庫補充に向け購入しているとの観測もある。大豆は粉砕して大豆油が製造されるほか、大豆ミールは家畜の飼料となる。米農務省によれば、中国の豚の飼育数は世界のほぼ60%を占めるほか、世界の鶏肉生産の約14%を占める。

  上海JCインテリジェンスで大豆市場を専門とするアナリスト、モニカ・トゥ氏(上海在勤)は「中国の実需業者とトレーダーはこれまで、需要と価格の軟化を見込んで大豆ミールの在庫を低水準で維持してきた。ここ数カ月間は見方を変え、在庫を補充する必要があったため、それが先物の力強い上昇を下支えした」と述べた。

  大連商品取引所ではピーク時に合計で840万枚、約4200万トン相当が取引された。CBOTの同日の取引高は16万2000枚、1500万トン相当だった。大豆ミール情報センターによれば、米国の2015-16年の消費量は約3000万トン、中国は6000万トンを超えると予想されている。
  
原題:The Hottest Commodity in China Is Feeding Half the World’s Pigs(抜粋)

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