舛添都知事が土壇場で辞職願-都議会全会派が不信任案で足並み

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  • 都知事選挙は7月31日か8月7日投票の可能性
  • 週刊文春報道が端緒、政治資金問題-猪瀬氏に続き金銭からむ

舛添要一東京都知事が15日、川井重勇都議会議長に辞職願を提出した。政治資金問題などをめぐって都議会が全会派共同で不信任決議案を提出、採決のタイミングが迫る中、土壇場になって身を引くことを決断した。

  辞職願の提出は都が確認した。議会広報課によると、不信任案は同日午後1時に予定されている本会議で審議する予定だった。採決されれば、都政史上初の知事不信任可決が確実だった。NHKによると、舛添氏の辞職は21日付という。都選挙管理委員会によると、知事選の投票日は7月31日か8月7日になる可能性があるという。

  問題の発端は週刊文春の記事。同誌は舛添氏が家族の旅行宿泊費やレストランでの食事代を政治資金として支出していたと報道した。舛添氏は収支報告書を訂正して返金するなどと釈明したが、その後も新たな流用の疑いが続出。6日に公表した弁護士による調査報告は、一部の支出を「不適切」としながらも、「違法性はない」と判断、舛添氏は続投の意思を表明していた。

舛添要一氏(2014年)

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg *** Local Caption *** Yoichi Masuzoe

  共同通信によると、舛添氏は都議会が13日に開いた総務委員集中審議でも「都議選か知事選になれば8月のリオデジャネイロ五輪と重なり、東京五輪にもマイナスになる」と言明。14日午後、辞職を求めた川井議長の説得を拒否し、9月定例会までの猶予を求めていたという。

  舛添氏は国際政治学者としてテレビ出演などで知名度が高かったが、母親の介護経験などをきっかけに政界に転身。01年の参院選で自民党から出馬して初当選し、厚生労働相などを務めた。その後、猪瀬直樹氏の辞任を受けた14年2月の都知事選で当選した。前任の猪瀬氏も金銭問題により任期途中で降板していた。

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