英蘭シェルCEO、石油メジャートップ米エクソン超えの目標を掲げる

  • 株主総利回りでエクソンとの差を縮めてきている
  • 資本利益率などでエクソンはシェルを上回る

石油大手の英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルのベン・ファンブールデン最高経営責任者(CEO)は先週、自身の主要な目標を明らかにした。米エクソンモービルを抜き、石油メジャーの中で最高のパフォーマンスを示す企業になるという目標だ。

  ファンブールデンCEOはロンドンでシェルの長期戦略について説明した後、「当社をナンバーワンに導くことを決意した。シェルとその株主にとって世界クラスの投資ケースを生み出したい」と述べた。

  540億ドル(約5兆7000億円)で英BGグループを買収後、ファンブールデンCEOが一部投資家の支持を得つつある兆しが示されている。株価と配当、自社株買いを基に算定される株主総利回りでシェルは5年間にわたってエクソンを下回っているが、差を縮めてきている。ただ、資本利益率や資産利益率、キャッシュフローなどといったほかの尺度では、エクソンがシェルを上回っている。

  ブルーイン・ドルフィンのアナリスト、イアン・アームストロング氏(ロンドン在勤)は、「過去15-20年間、シェルはエクソンに後れを取っていたが、ベン(・ファンブールデンCEO)はそこを目指すとしている。ただ、シェルがエクソンのように業界のベンチマークとなるには数年かかる可能性がある。2010年代中に実現することはないだろう」と指摘した。

  原油価格下落局面で業績の立て直しを進めているファンブールデンCEOによると、目標達成に向け、シェルは1株当たりキャッシュフローの拡大やリターンの改善、「保守的な」財務運営に重点を置く見通しだ。
  
原題:Shell CEO Faces Long Haul in Bid to Pass Exxon as Top Oil Major(抜粋)

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