英国の離脱否決を予想、逆ならユーロ圏終焉の始まり-ガンドラック氏

  • ユーロ圏の解体につながり得るとの懸念から周辺国の債券利回り上昇
  • 今週公表された5つの世論調査結果では離脱派の優位が示された

米投資会社ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)は、英国の欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票について、一部の世論調査での離脱派リードにもかかわらず、実際には離脱が否決される可能性が高いと語った。

  ガンドラック氏は14日、投資家向けのウェブ放送で、「『残留派』が勝利すると確信している」と発言。残留派に対する離脱派の優位を示す複数の調査結果が今週公表されたことが、世界的な株安とポンド相場下落を招いたが、23日に予定される国民投票での実際の投票行動というよりも、有権者の不満やいら立ちを反映した結果だと思うとガンドラック氏は述べた。

  同氏は「『離脱支持』が世論調査に行き過ぎた形で反映されており、体重別の階級を無視してパンチを打っているように思える。実際の投票になれば、離脱は否決されるとみている」と語った。

ジェフリー・ガンドラック氏

Photographer: Scott Eells/Bloomberg

  英国は欧州単一通貨ユーロを導入していないが、同国のEU離脱は「ユーロ圏の終わりの始まり」になるだろうとガンドラック氏は予想。英国の離脱がユーロ圏の解体につながりかねないとの懸念から、イタリアやスペインなど欧州周辺国の債券利回りが上昇していると指摘した。

  今週公表された5つの世論調査結果では離脱派の優位が示されたが、英国やアイルランドの大手ブックメーカー(賭け屋)などの大半の予想オッズは、キャメロン英首相が60%以上の確率でEU離脱を回避できる見通しを示している。

原題:Gundlach Sees Brexit Likely to Fail Despite Leading in Polls (1)(抜粋)

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