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欧州マーケットサマリー:株6日ぶり反発、周辺国債上げ縮小

更新日時

欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.1239   1.1207
ドル/円            105.91   106.11
ユーロ/円          119.03   118.92


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  323.63     +3.10    +1.0%
英FT100     5,966.80   +43.27     +.7%
独DAX      9,606.71   +87.51     +.9%
仏CAC40    4,171.58   +41.25    +1.0%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .59%        -.01
独国債10年物     .01%        -.01
英国債10年物     1.12%       -.02


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,283.30    -3.85     -.30%
原油 北海ブレント         49.10      -.73    -1.46%

◎欧州株:6日ぶり反発、鉱業株高い-インディテックスなど小売株も

15日の欧州株式相場は6営業日ぶりに反発。鉱業株と小売株の上げ が目立った。米連邦公開市場委員会(FOMC)が追い詰められた市場 を勇気づけるとの観測も広がった。

スイスの資源商社グレンコアが6.5%上昇。金属価格の堅調を背景 に買われ、指標のストックス欧州600指数を占める業種別19指数の中で 鉱業株の上昇率が首位となった。ブランド「ZARA(ザラ)」を展開 するスペインのインディテックスは5.5%値上がり。第1四半期利益が 予想を上回ったことが好感された。周辺国を中心に銀行株も買われた。

ストックス600指数は前日比1%高の323.63で終了。前日は約4カ 月ぶりの安値を付けた。原油相場がもみ合いとなるなかで、指数は終盤 に上げ幅をやや縮めた。FOMCは政策金利を据え置くと見込まれてい るものの、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が政策声明発 表後の記者会見で、今後の利上げ軌道についてヒントを与えるとして注 目されている。先物市場が示唆する7月の利上げ確率は約16%と、月初 の53%から低下。弱い内容だった雇用統計や世界的な金融市場の混乱 で、利上げ見通しは後退した。

サクソバンク(デンマーク)のプライベートバンク部門で最高投資 責任者(CIO)を務めるタイス・クヌートセン氏は、「イエレン議長 は多くの場面で強気相場のきっかけを作った。これが繰り返されること を期待している。個人的には、極めて建設的なコメントを送ろうとする と予想している」と語った。

個別銘柄では、英ソフトウエアメーカーのアヴィバ・グループ は12%安と急落。同社の過半数株取得協議を打ち切ったフランスの電機 メーカー、シュナイダーエレクトリックは2.1%上昇した。

原題:European Stocks Rebound as Miners Rise, Inditex Buoys Retailers(抜粋)

◎欧州債:周辺国債、独債とスプレッド拡大の傾向-英EU離脱懸念で

15日の欧州債市場ではスペインとイタリアの国債相場が一時の上げ を消し、一方、ドイツ国債は下げを埋める展開となった。

英国の欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票をめぐる不透明 感を背景にした質への逃避で、ドイツ10年債利回りは14日に初めてゼロ を下回る一方、スペイン2年債利回りはプラス圏に戻った。こうした流 れから、イタリア国債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッ ド)は2月以降の最大に広がった。

このような相場動向は債務危機を想起させるもので、これまでのと ころ欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)プログラムが危機の再 発を防いできた。ブルームバーグ・世界債券指数によれば、ユーロ参加 国では全ての国債の過去1年のリターンはプラスだったが、ギリシャと アイルランド、イタリア、ポルトガル、スペインは過去1週間に限って 見ると、マイナスに陥った。

英国民投票で周辺国債に対する懸念が再燃している。英国がEUを 離脱した場合、域内で混乱が拡大するリスクを高める可能性があると、 アナリストらは指摘。今週発表された4調査会社による5つの世論調査 で、離脱支持派が勢いを増している状況を示した。

みずほインターナショナルの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ ブーベ氏(ロンドン在勤)は、国民投票の「結果にかかわらず、周辺国 債のスプレッドは拡大し続けるだろう」とし、「残留が決まった場合、 安堵感から一時的に上昇する可能性もあるが、欧州に与えた政治的ダメ ージは、多くの欧州諸国で懐疑派がますます主流となることに投資家が 注目するだろう」と語った。

ロンドン時間午後4時32分現在、スペイン10年債(表面利 率1.95%)の利回りは1.55%、価格は103.6。ドイツ10年債利回りはほ ぼ変わらずのマイナス0.016%。

イタリア10年債のドイツ国債に対するスプレッドは151ベーシスポ イント。14日には153bpと、2月以降の最大に拡大した。

スペイン2年債利回りは1bp低下の0.04%。前日までの3営業日 で15bp上昇していた。

原題:Brexit Woe Splits Europe’s Bond Market in Recall of Debt Crisis(抜粋)

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