米ゴールドマンによるローン債権売却、他行の頭痛の種に-関係者

昨年最大のレバレッジド・バイアウト(LBO)に伴う高リスクの貸出債権30億ドル(約3180億円)を売却しようとしているウォール街の銀行にとって、ゴールドマン・サックス・グループの動向が頭痛の種になっていることが事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。

  ゴールドマンは先週、約1億ドルの同債権を額面1ドル当たり85セントで売却した。これはバンク・オブ・アメリカ(BofA)率いる銀行グループによる売り出し価格を5セント下回る水準だった。取引が公表されていないとして関係者は匿名を条件に明らかにした。一部投資家がこれに匹敵する値引きを迫ったことから、銀行グループは現在、より多くの債権を同様の割引価格で売り出している。

ニューヨークのゴールドマン・サックス本社ビル

Photographer: Ron Antonelli/Bloomberg

  大型の企業買収案件の資金調達に関与する金融機関はこれまで、ローン債権を購入する投資家探しで協力してきただけに、ゴールドマンの売却決定はこうした業界慣行とは一線を画すものだ。カーライル・グループによるシマンテックのデータストレージ部門ベリタスの買収は昨年のクレジット市場の低迷で最大の痛手を受け、銀行はローン債権の売り出しを取りやめ、買収資金を自ら供給していた。

  ゴールドマン広報担当とBofA、カーライルの代表はコメントを控えた。

原題:Goldman Said to Split From Bank Group, Disrupting Debt Sale (2)(抜粋)

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