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グロース氏ら企業幹部はこう考える-英国のEU離脱で受ける影響

23日の英国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まる見通しが強まる中、企業幹部らは離脱が自社の収益にどのような影響を及ぼすか見極めようとしている。

  14日の金融市場では株式とポンドが下落。4つの世論調査で離脱派が残留派をリードしていることが示されたほか、英紙サンが論説で離脱への投票を呼び掛けたことなどが響いた。フランスの保険最大手、アクサは英国のEU離脱の可能性は「極めて高い」と警告した。

  ブルームバーグがまとめた今月の決算関連の電話会議や会合、会議、ソーシャルメディアでの著名な企業幹部の発言は以下の通り。

  ダニエル・ピント氏(JPモルガン・チェース、欧州・中東・アフリカ法人・投資銀行部門最高経営責任者=CEO):「市場は英国のEU離脱をあまり織り込んでいない。このためマイナスの結果が出た場合、実際に相場の若干の修正につながり得る」(6月1日)

  ビル・グロース氏(ジャナス・キャピタル・マネジメント、ファンドマネジャー):「離脱が決まったとしても実際に脱退するまでに数年かかるだろう。しかし危険なのはフランスやフィンランドなど他の国も離脱の衝動に駆られる可能性があることだ」(6月14日)

  ケン・モーリス氏(モーリス・アンド・カンパニー、会長兼CEO):「英国のEU離脱は金融上のリスクであるばかりか、欧州の他の問題にほとんど目が向かなくなっていると思う。国民投票や、その結果何が起こるのかということだけが話題になっている。そして現在、こうした傾向は欧州大陸諸国にも少しずつ広がっている。英国のEU離脱が決まればその影響は広がり、欧州の結束の一段の緩みにつながりかねないと考えられている。従って欧州大陸諸国が影響を受けるのは確実だ。さまざまなところにスローダウンが生じるだろう」(6月14日)

  ジョニー・メーソン氏(ハルフォーズ・グループ、CFO):「具体的には決まってないものの、われわれは今のところ、他の買収の可能性を排除していない。ただ英国のEU離脱や為替、消費者信頼感に関してかなりの不確実性がある。従って今は、高い特別配当を実施するよりも万一に備えておく方が適切のようだ」(6月1日)

原題:Here’s What Executives Say About Effects of a Brexit on Business(抜粋)

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