なぜブックメーカーは英国のEU離脱ないと信じているのか

  • ブックメーカーはEU残留派勝利の確率を約60%と見積もり
  • これまでの国民投票でも最後に現状維持への支持が高まる傾向

英国の欧州連合(EU)離脱の賛否を問う国民投票についての世論調査は両陣営のつばぜり合いの様子を示しているが、ブックメーカーは残留をかなり確信している。

  英国やアイルランドの大手ブックメーカーの大半が、残留勝利の確率を60%以上と見積もっている。今週公表された5つの世論調査が離脱派の優位を示したにもかかわらずだ。

  ブックメーカー、ラドブロークスのスポーツトレーディング責任者ジェイミー・マキトリック氏は「世論調査は有権者がある日、どう感じているかを尋ねるものだが、われわれは投票日の23日に実際何をするかを予想している」と説明。「過去の例では最終段階での現状維持への傾斜が見られた。心を決めていない有権者には特にこれが顕著だ」と述べた。

英大衆紙サン

Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg

  ダンスケ銀行とインベステックは顧客向け文書にブックメーカーのオッズを含める。ブックメーカー市場での動向は政治的イベントの方向のヒントになる。ラドブロークスなどでは今週に入り離脱への賭けのオッズが低下(想定確率は上昇)したが、それでもブックメーカーは今のところ、残留の可能性の方が高いとみている。

  ブックメーカーがそのように考える理由は過去の事例だ。2014年のスコットランド独立を問う住民投票でも最後になって独立支持が勢いを増したが結果は残留だった。「今回は、まだ心を決めていない12-15%の有権者の大半が残留サイドに流れると予想している」とマキトリック氏が述べた。

    

原題:Why Bookies Are Still Pretty Sure Brexit Isn’t Going to Happen(抜粋)

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