欧州株:ストックス600が5日続落、英EU離脱リスクで-中銀会合注目

14日の欧州株式市場では、指標のストックス欧州600指数が5営業日続落し、約4カ月ぶりの安値を付けた。英国の欧州連合(EU)離脱リスクの高まりが背景。主要中央銀行の政策決定会合も注目されている。

  ストックス600指数は前日比1.9%安の320.53で終了。5日間の下げ幅は2月以降で最大となった。英大衆紙サンがEU離脱支持を表明したほか、最近の5つの世論調査で離脱支持派が残留支持派より優勢だった。こうした状況を受けてポンドが下げたほか、ドイツ10年債利回りは初めてマイナス圏に突入した。

  ユーロ圏の株価下落に備えたオプションの費用に連動するVストックス指数はこの日12%上昇し、5営業日の上昇率は64%に達した。ストックス600指数の業種別19指数は全て下落し、特に鉱業株と石油・ガス銘柄の下げが目立った。15日は日米の金融政策会合が開かれる。

  ドイツ・ポストバンクのストラテジスト、ハインツゲルト・ゾンネンシャイン氏(ボン在勤)は「英国のEU離脱は現時点の不透明要素の一つだ」とし、「日銀や英中銀、米当局の措置、欧州中央銀行(ECB)による社債購入、企業業績に対する疑問がある。現時点で投資家は悲観に傾いており、多くの不安が織り交ざっている」と語った。

  ストックス600指数は2月の安値から4月20日までに16%上昇したものの、企業業績が精彩を欠き、ECB刺激策に疑問が生じ世界景気が懸念される中、同指数は勢いを維持できていない。

  個別銘柄では、スイスの投資運用会社GAMホールディングが18%安と急落。成功報酬の大幅減で上期利益が半減するとの見通しが嫌気された。デンマークの製薬会社ノボ・ノルディスクは5.6%値下がりした。

原題:European Stocks Slide for Fifth Day as Brexit, Fed Decision Loom(抜粋)

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